>仲良し5人と和歌山へ卒業旅行♪

高校の卒業旅行として国内で比較的近場で行きやすかった和歌山県を選んで、仲良しグループ5人と行きました。季節は春の高校卒業後、大学などに入学する前の3月で、全員が違う進路へ進み、これからはそれほど頻繁には会えなくなってしまいます。その記念に和歌山県への卒業旅行を計画、実行することにしたのです。

仲良し5人と高校時代の最後の思い出を作るため、好きなだけおしゃべりし倒すことがその旅行でのみんなの目的であり、また、観光したい場所が和歌山県にあったことも、和歌山県を卒業旅行の場所として選んだ理由の一つでした。

和歌山県では色々な所を見て回りましたが、行けた場所と行けなかった場所がありました。和歌山アドベンチャーワールドにも行きたかったのですが、もう一つの観光場所であり、元々の目的地の一つであった那智大社と熊野古道を優先させたので、結局行けなかったのが心残りです。

那智大社は建物の色が華やかで、歴史好きの友達がとても喜んでいました。熊野古道は一部を歩いただけでしたが、思っていたよりも雰囲気があり、楽しむことができた場所でした。ホテルに宿泊して食事は朝と夜ともにバイキングだったので、その土地のものだけではなく、様々なものが好きなように楽しめたこともよかったです。昼ご飯は観光中に見つけたところで取ったのですが、その前後の商店街などで買い食いをしていたので、あまりしっかりとは食べられませんでした。友達と少しづつ分けて食べたり批評をしたりそういったことも想い出です。

熊野古道.jpg

観光中の熊野古道でもそうでしたが、友達とのおしゃべりが何よりの想い出です。旅行中は場所の雰囲気が変わるので、ホテル、観光中、更には行き帰りの新幹線内でのおしゃべりが楽しかったことが印象に残っています。

宿泊先の温泉でわいわいしながらみんなでお湯につかったこと、その後の寝る前になっても夜景を眺めながらみんなで明日はどうしたい、どこに行って何を食べたい、など色々話す事も楽しかったです。

初めての土地だったので、みんなでどこに行くには電車なのか、バスなのか、と当日、その場所ごとに話し合って決めていくのも旅行っぽくて楽しめた上、うまく目的地に着けるたびにテンションが上がって、みんなで初めての旅行に来た、という気分も十分に楽しめました。

あまり運動は得意ではないし、体力もそんなになかったので、一部だけとはいえ、あの有名な熊野古道をみんなで歩いたことは旅行の中でも記念になった思い出の一つになっています。年月を重ねてもきっと忘れられないと思います。

旅行の最中に、友達の一人が体調を崩して起き上がれない朝がありました。原因はわからなかったのですが、とりあえずその日の観光は取りやめて、しばらく布団で休んでもらって様子を見ていました。しかし旅先だったこともあり、全員が不安で心配し、落ち着かない状態でした。みんなが不安だったそんな時に、チェックアウトの時間を快く伸ばしてくれただけではなく、心配して様子を度々見に来て下さった旅館の人の心遣いはとてもうれしかったです。

その時にあまり感謝できなかったのがその旅行での心残りになっています。体調を崩した友達はしばらく休ませていただけたおかげで元気になり、病院にもいかなくてすみました。旅行先での人のやさしさに改めて触れて、感動しました。知らない土地だったのでどうすればいいか、病院に行くとしても病院の場所や名前すら知らず不安で怖かったのですが、そんなときに快く手を差し伸べてくださった人に巡り合えたのはとてもうれしいし、幸運なことでした。高校の友達は一生の友達、と母にいつも言われているので、これからも大切にしていきたいと思います。